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「新現実」129号(東京都)① 小林秀雄は酒癖が悪かった? 石毛春人の編集後記が面白い

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2017年 6月19日(月)01時05分59秒
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  ・この雑誌、昭和23年に編集人が林富士馬、発行人が牧野徑太郎で同人27人で創刊されたという。同人以外でも三島由紀夫、草野心平、野間宏、島尾敏雄、庄野潤三などの寄稿があって3年続いたが休刊、第二次、第三次と続いて、現在は第八次55号という伝統ある同人誌。

・石毛春人「旅を惜しむ」は、「日記小説」とでもいうのか、何月何日という日付で小間切れに設定した主人公の行動を映しとる構成。昭和六十三年五月五日からの書き出しになっている。この作者、元は朝日新聞の文芸担当記者であった記憶がある。それで多くの作家や文芸評論家と知己になり、原稿取りなどで自宅に出向いたりしたため、多くの作家、文芸評論家の身辺につき作品にして残している貴重な存在である。編集後記に次のようにある。

・東京オリンピックの前夜、鎌倉から来る小林秀雄氏を新橋駅に出迎えて、銀座通りを車で京橋の方に向かっていたのだ。カーラジオが、オリンピックの予行演習の様子を流していた。「オリンピックには見にいかれますか」と小林さんに私は問いかけた。「いや、いかない」と小林さんは呟いたので、久しぶりに志賀直哉さんに会うというので、小林さんも緊張していたのか、この志賀、小林対談は当時の最高のカードだと思われるのだが、新聞や雑誌には何も載せないという条件だったので、記録も残っていない・・。(以下貴重なこの編集後記はまた日を改めて紹介)

  ・飲むほどに小林秀雄はべらんめい調子になりて直哉困惑

 ・先輩をあんたと呼び捨てしたるまで酔ひ痴れたるは小林秀雄

 ・志賀さんを呼び捨てにする甘へん坊小林秀雄は酒に溺れたり   石塚 邦男
  
 
 
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