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小林秀雄全作品 全16集 新潮社版最新全集

 投稿者:管理人 iPad 161360  投稿日:2019年 3月18日(月)15時44分48秒
返信・引用 編集済
  小林秀雄全作品
 第1集 様々なる意匠
昭和4年、27歳の文壇デビュー評論「様々なる意匠」を軸に、大正11年20歳の処女小説「蛸の自殺」、さらに「ランボオI」「志賀直哉」から昭和5年28歳の文芸時評「アシルと亀の子」まで計27篇
大正十一年―― 一九二二
蛸の自殺
大正十三年―― 一九二四
一ツの脳髄/飴/断片十二
大正十四年―― 一九二五
女とポンキン/紀行断片
大正十五年・昭和元年―― 一九二六
佐藤春夫のヂレンマ/性格の奇蹟/ランボオ I/富永太郎
昭和二年―― 一九二七
測鉛 I/ボオドレエル「エドガア・アラン・ポオ」序/測鉛 II/芥川龍之介の美神と宿命/「悪の華」一面
昭和四年―― 一九二九
様々なる意匠/志賀直哉
昭和五年―― 一九三〇
からくり/アシルと亀の子 I/ナンセンス文学/新興芸術派運動/アシルと亀の子 II/アシルと亀の子 III/アシルと亀の子 IV/お化けは出た方がいい/アシルと亀の子 V/文学は絵空ごとか
 小林秀雄君のこと  深田 久弥

第2集 ランボオ詩集
23歳の春だった、神田でいきなり小林秀雄は、ランボーに叩きのめされた。初めて目にした詩集「地獄の季節」の衝撃。以来70歳まで続いた訳業の集大成。他に、「批評家失格I」等、昭和5年28歳の15篇
昭和五年―― 一九三〇/文学と風潮/新しい文学と新しい文壇/アルチュル・ランボオ/翻訳:ランボオ詩集 アルチュル・ランボオ著/「地獄の季節」訳者後記 I/ランボオ II/横光利一/批評家失格 I/私信――深田久弥へ/我ままな感想/近頃感想/物質への情熱/中村正常君へ――私信/アルチュル・ランボオの恋愛観/感想
 卒業論文をめぐって  村松 剛

第3集 おふえりや遺文
自らの青春を、烈しく葬る小説「おふえりや遺文」、時代の潮流を塞き止め、逆流させるまでの大テーマを世につきつける「マルクスの悟達」「心理小説」――、昭和6年~7年、著者29歳の年の29篇
昭和六年―― 一九三一
マルクスの悟達/文芸時評/批評家失格 II/谷川徹三「生活・哲学・芸術」/井伏鱒二の作品について/心理小説/二月の作品/文芸批評の科学性に関する論争/室生犀星/谷崎潤一郎/再び心理小説について/「安城家の兄弟」/もぎとられたあだ花/正岡子規/フランス文学とわが国の新文学/文芸月評 I/辰野隆「さ・え・ら」/弁明――正宗白鳥氏へ/困却如件――津田英一郎君へ/眠られぬ夜/おふえりや遺文/純粋小説というものについて/横光利一「書方草紙」を読む/
昭和七年―― 一九三二
正宗白鳥/梶井基次郎と嘉村礒多/佐佐木茂索「困った人達」/堀辰雄の「聖家族」/批評に就いて
/文章について
 小林秀雄の小説  大岡昇平

第4集 Xへの手紙
女は俺の成熟する場所だった……昭和7年30歳、烈しく過ぎた青春の痛覚を、鋭く語った小説「Xへの手紙」。そしてこの時期のもう一つの記念碑「故郷を失った文学」、他に「現代文学の不安」など計32篇。
昭和七年―― 一九三二
現代文学の不安/小説の問題 I/小説の問題 II/ヴァレリイの事/逆説というものについて/川端康成「伊豆の踊子」跋/同人雑誌小感/Xへの手紙/手帖 I/年末感想/
昭和八年―― 一九三三
「永遠の良人」/作家志願者への助言/手帖 II/文学批評に就いて/手帖 III/アンドレ・ジイド/
故郷を失った文学/文芸月評 II/批評について/文芸時評/文芸月評 III/「ハムレット」に就いて/谷川徹三「内部と外部」/私小説について/「文藝春秋」の作品/二科展を見る/「文藝春秋」と「経済往来」の作品/故古賀春江氏の水彩画展/金文輯君へ/「未成年」の独創性について/手帖 IV/文芸批評と作品
 友情と人嫌い  河上徹太郎

第5集 「罪と罰」について
昭和8年31歳、ドストエフスキーとの格闘が始まった。昭和9年2月「『罪と罰』についてⅠ」、同9月「『白痴』についてⅠ」……ついには昭和30年代まで、全身全霊を賭けて続けられた熟読の熱風。
昭和九年―― 一九三四
文学界の混乱/嘉村君のこと/アンドレ・ジイドのドストエフスキイ論/「罪と罰」について I/
アランの事/新年号創作読後感/ジイド著・今日出海訳「イザベル」/文芸時評/夭折の意味/レオ・シェストフの「悲劇の哲学」/僕の手帖から/「中央公論」の創作/「嘉村礒多全集」/佐藤春夫論/林房雄の「青年」/短歌について/断想/中原中也の「骨」/林芙美子の印象/「テスト氏」の訳に就いて/「白痴」について I/レオ・シェストフの「虚無よりの創造」/「紋章」と「風雨強かるべし」とを読む/文芸月評 IV/文章鑑賞の精神と方法/カヤの平
 小林秀雄氏のドストエフスキイ  池田健太郎

第6集 私小説論
昭和10年33歳、日本の近代小説が負った特殊な運命を、西洋、とくにフランスの近代小説との対比において説き起し解き明した「私小説論」。さらにヴァレリーの“哲学小説”風作品「テスト氏」の全訳。
昭和九年―― 一九三四
翻訳/テスト氏 ポオル・ヴァレリイ著/「バルザック全集」 I/文芸月評 V/時評家の危険/
昭和十年―― 一九三五
文芸時評に就いて/文芸月評 VI/谷崎潤一郎「文章読本」/中原中也の「山羊の歌」/「校友会雑誌」懸賞小説選後感想/シェストフの読者に望む/「文學界」編輯後記 1/「文學界」編輯後記 2/再び文芸時評に就いて/「文學界」編輯後記 3/文学批評家への註文/文壇スキー大会記/文芸月評 VII/「文學界」編輯後記 4/私小説論/創作発表の形式について/「文學界」編輯後記 5/横光利一「覚書」/初夏/「文學界」編輯後記 6/新人Xへ/「パリュウド」について/「文學界」編輯後記 7/批評と批評家/「文學界」編輯後記 8/ルナアルの日記/「文學界」編輯後記 9/「地下室の手記」と「永遠の良人」/文芸月評 VIII――岸田國士「鞭を鳴らす女」其他/芥川賞
 「私小説論」  中村 光夫

第7集 作家の顔
あなたは果して、山の神など怖れたか――。昭和11年34歳、トルストイの家出をめぐり、正宗白鳥との間に大論争を引き起した「作家の顔」「思想と実生活」……。他に「失敗」などの軽妙エッセイも。
昭和十一年―― 一九三六
作家の顔/「文學界」編輯後記 10/純粋小説について/初舞台/私信/文芸月評 IX――岸田國士の「風俗時評」其他/「文學界」編輯後記 11/井の中の蛙/文芸月評 X/「文學界」編輯後記 12/思想と実生活/文芸時評のヂレンマ/中野重治君へ/文芸月評 XI/「文學界」編輯後記 13/
現代小説の諸問題/文芸月評 XII/「夜明け前」について/「文學界」編輯後記 14/文学者の思想と実生活/詩の問題/青野季吉「文芸と社会」/現代の学生層/石川達三「豺狼」/小説のリアリティ/若き文学者の教養/失敗/「文學界」編輯後記 15/トルストイの「芸術とは何か」/ノイフェルト「ドストエフスキイの精神分析」/谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」/武田麟太郎「市井事」/石坂洋次郎の「麦死なず」/短篇小説/現代詩について/青年論是非/芥川賞寸感/山/言語の問題/アンドレ・ジイドの人及び作品/文芸月評 XIII/J・M・マリィ「ドストエフスキイ」/ I/蔦温泉/「中央公論」九月号/ヒュウマニズム論/新人への批評賞/演劇について/林房雄「浪曼主義のために」/同人通信/リヴィエルの「ランボオ」/「改造」十一月号/「罪と罰」を見る/川上喜久子「滅亡の門」/「改造」十二月号/文学の伝統性と近代性/吉屋信子「女の友情」
 白鳥と秀雄  平野 謙

第8集 精神と情熱とに関する八十一章
人生の骨法と、思索の手法とを学んだひとり、フランスの哲学者アランの名著「精神と情熱とに関する八十一章」の完全翻訳を一挙収録。昭和10年33歳の夏、信州・霧ヶ峰にこもって取組んだ労作。
昭和十一年―― 一九三六
翻訳/精神と情熱とに関する八十一章 アラン著/「精神と情熱とに関する八十一章」訳者後記
 アラン『精神と情熱とに関する八十一章』  谷川 徹三

第9集 文芸批評の行方
批評家も、小説家と同じように、創造的な〈作品〉を書くのだ。では、何を、どう書くか――。昭和12年35歳、決意を語る「文芸批評の行方」。他に「菊池寛論」「『悪霊』について」「戦争と文学者」など。
昭和十二年―― 一九三七
ドストエフスキイの時代感覚/菊池寛論/J・M・マリィ「ドストエフスキイ」 II/大学の垣/戸坂潤氏へ/事件の報道/湯ヶ島/「中央公論」二月号/ジイド「ソヴェト旅行記」 I/草津行――スキー・カーニヴァル記/第一回池谷信三郎賞推薦理由/フロオベルの「ボヴァリイ夫人」/文芸月評 XIV/「改造」三月号/林房雄「壮年」/「中央公論」四月号/「文學界」編輯後記 16/リアリズム/文科の学生諸君へ/三木清「時代と道徳」/「日本的なもの」の問題 I/「日本的なもの」の問題 II/「思想」四月号/「改造」五月号/批評家の立場/小熊秀雄君へ/窪川鶴次郎氏へ/グウルモン「哲学的散歩」/文化と文体/ジイド「ソヴェト旅行記」 II/「新潮」六月号/作家と批評家/「文學界」編輯後記 17/「悪霊」について/ジイド「ソヴェト旅行記」 III/政治の文学支配/帝国芸術院批判/現代作家と文体/「福翁自伝」/「改造」七月号/文芸批評の行方/「文學界」編輯後記 18/僕の大学時代/「メデューズ号の筏」/第二回池谷信三郎賞推薦理由/酒井逸雄君へ/戦争と文学者/第十三次「新思潮」創刊に寄せて/「文學界」編輯後記 19/長篇小説に就いて
 小林秀雄と「文學界」  林 房雄

第10集 中原中也
昭和12年10月22日、中原中也死去、享年30。哀悼詩「死んだ中原」、追悼文「中原中也」他。同年7月7日、日中戦争開戦、翌年3月、従軍記者として中国へわたり、「杭州」「杭州より南京」「蘇州」他。
昭和十二年―― 一九三七
戦争について/夏よ去れ/中原中也訳「ランボオ詩集」/宣伝について/実物の感覚/「現代人の建設」/島木健作の「生活の探求」/「文學界」編輯後記 20/死んだ中原/中原の遺稿/中原中也/
佐藤信衛「近代科学」/事変下と知識/
昭和十三年―― 一九三八
日本語の不自由さ/女流作家/文芸月評 XV/文芸雑誌の行方/志賀直哉論/文芸月評 XVI/思想統制とデマ/野上豊一郎の「飜訳論」/雑記/三浦三崎/杭州/杭州より南京/支那より還りて/雑記/蘇州/雑記/従軍記者の感想/軍人の話/火野葦平「麦と兵隊」/島木健作の「続生活の探求」を廻って/ある感覚/第四回池谷信三郎賞推薦理由/「地獄の季節」訳者後記 II/山本有三の「真実一路」を廻って/舟橋聖一「岩野泡鳴伝」/ポオル・ヴァレリイ「詩学叙説」/「文學界」編輯後記 21/「薄田泣菫全集」/三好達治/現代日本の表現力/「在りし日の歌」後記  中原中也
 小林秀雄の旅行記  島木 健作

第11集 ドストエフスキイの生活
波瀾万丈、乱脈無比――広大な、深刻な実生活を生きた作家の実生活を、ダイナミックに追った独創の評伝「ドストエフスキイの生活」。他に「満州の印象」「読書について」等、昭和14年37歳の16篇。
昭和十四年―― 一九三九
満洲の印象/小川正子「小島の春」/文芸月評 XVII――「仮装人物」について其他/「文學界」編輯後記 22/正宗白鳥「文壇的自叙伝」/エーヴ・キューリー「キューリー夫人伝」/島木健作君/
映画批評について/クリスティ「奉天三十年」/現代の美辞麗句/疑惑 I/読書について/現代女性/文芸月評 XVIII/「文學界」編輯後記 23/ドストエフスキイの生活
 比類なき精神  米川 正夫

第12集 我が毒
近代批評の創始者サント・ブーヴの劇烈人物評論「我が毒」の完全翻訳。19世紀フランスの文学・思想界から政界・社交界までを、慧眼が射る、至言が斬る。他に「事変と文学」等、昭和14年37歳の22篇。
昭和十四年―― 一九三九
翻訳/我が毒 サント・ブウヴ著/「我が毒」について/新放送会館――テレヴィジョンを見る/慶州/事変と文学/「文學界」編輯後記 24――「ドストエフスキイの生活」のこと/自我と方法と懐疑/疑惑 II/疑問/外交と予言/鏡花の死其他/神風という言葉について/「デカルト選集」/大嶽康子「病院船」/「テスト氏」の方法/人生の謎/学者と官僚/歴史の活眼/読書の工夫/日比野士朗「呉淞クリーク」/イデオロギイの問題/新明正道へ
 公正の精神  山本 健吉

第13集 歴史と文学
歴史は一点、急所を学べ、急所に絞って精しく学べ――。明治大学で教壇に立ち、日本史を教えてきた経験から語る「歴史と文学」、昭和16年春、38歳の名講演。他に「事変の新しさ」「文学と自分」等。
昭和十五年―― 一九四〇
アラン「大戦の思い出」/期待する人/ジイド「芸術論」/文芸月評 XIX/清君の貼紙絵/議会を傍聴して/文芸月評 XX/文章について/モオロアの「英国史」について/感想/欧洲大戦/処世家の理論/一事件/道徳について/環境/オリムピア/事変の新しさ/批評家と非常時/「維新史」/ヒットラアの「我が闘争」/マキアヴェリについて/自己について/文学と自分/芸術上の天才について/政治論文/「戦記」随想/処女講演
昭和十六年―― 一九四一
感想/野沢富美子「煉瓦女工」/富永太郎の思い出/モオロア「フランス敗れたり」/島木健作/ロマン「欧羅巴の七つの謎」/歴史と文学/林房雄/「歩け、歩け」
 文芸時評  吉田 健一

第14集 無常という事
昭和17年40歳、初めて向きあう日本の古典美。「美しい『花』がある、『花』の美しさというようなものはない……」。「無常という事」「徒然草」「西行」「実朝」、他に哲学者三木清との対談「実験的精神」等28篇。
昭和十六年―― 一九四一
匹夫不可奪志/沼田多稼蔵「日露陸戦新史」/川端康成/伝統/伝統について/アランの「芸術論集」/尾沢良三「女形今昔譚」序/パスカルの「パンセ」について/文芸月評 XXI――林房雄の「西郷隆盛」其他/対談/実験的精神 三木清・小林秀雄/「カラマアゾフの兄弟」/ドストエフスキイの飜訳
昭和十七年―― 一九四二
三つの放送/戦争と平和/当麻/「ガリア戦記」/無常という事/平家物語/歴史の魂/徒然草/バッハ/西行
昭和十八年―― 一九四三
実朝/ゼークトの「一軍人の思想」について/文学者の提携について/「世界に告ぐ」を見る/「サント・ブウヴ選集」
昭和二十年―― 一九四五
梅原龍三郎
 小林秀雄の「徒然草」  吉田 熙生

第15集 モオツァルト
かなしさは疾走する。涙は追いつけない――亡き母に捧げる音楽論「モオツァルト」。そして恩師・辰野隆、美の畏友・青山二郎との「鼎談」、坂口安吾との対談等、昭和21年~23年、44歳~46歳の15篇。
昭和二十一年―― 一九四六
座談/コメディ・リテレール 小林秀雄を囲んで
  荒正人・小田切秀雄・佐々木基一・埴谷雄高・平野謙・本多秋五・小林秀雄
ドストエフスキイのこと
モオツァルト
昭和二十二年―― 一九四七
対談/近代の毒 横光利一・小林秀雄
ランボオ III
嵯峨沢にて
真船君のこと
座談/旧文學界同人との対話 河上徹太郎・亀井勝一郎・林房雄・小林秀雄
文芸時評について
座談/鼎談 辰野隆・青山二郎・小林秀雄
光悦と宗達
昭和二十三年―― 一九四八
横光さんのこと
菊池さんの思い出
鉄斎 I
対談/伝統と反逆 坂口安吾・小林秀雄
 創元 第一輯  河上徹太郎

第16集 人間の進歩について
科学にとって「自由」とは何か――昭和23年46歳、理論物理学者・湯川秀樹との対談「人間の進歩について」。さらに終生の先達、正宗白鳥との「大作家論」。他に「骨董」「チェホフ」「『罪と罰』についてII」等。
昭和二十三年―― 一九四八
対談/人間の進歩について 湯川秀樹・小林秀雄
骨董
チェホフ
「罪と罰」について II
現代文学の診断
対談/大作家論 正宗白鳥・小林秀雄
 小林秀雄の問題  佐古純一郎
 
 

保田與重郎文庫 新学社

 投稿者:管理人 iPad 161181  投稿日:2019年 2月28日(木)15時54分38秒
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   (全32冊)
  書 名 概要 解説 定価(税込)
1 改版 日本の橋
ギリシア・ローマと日本の橋の比較を論じて世評高い表題作。「誰ケ袖屏風」「木曾冠者」等
ISBNコード 978-4-7868-0022-1
近藤洋太 778円
2 英雄と詩人
昭和11年刊、事実上の第一評論集。ドイツロマン派を中心に西欧文学に触発された文章
ISBNコード 978-4-7868-0023-8
川村二郎 1,296円
3 戴冠詩人の御一人者
日本武尊の悲劇を詩人の運命として描いた表題作ほか「更級日記」「明治の精神」等10篇
ISBNコード 978-4-7868-0024-5
饗庭孝男 1,070円
4 後鳥羽院(増補新版)
後鳥羽院と芭蕉を軸に詩人の系譜を辿り,日本文学の源流と伝統を求めた斬新な国文学史
ISBNコード 978-4-7868-0025-2
井上義夫 1,027円
5 ヱルテルは何故死んだか
ゲーテの青春小説を独自の視点から論じ,西洋近代の本質を鋭く洞察した文明批評の書
ISBNコード 978-4-7868-0026-9
山城むつみ 778円
6 和泉式部私抄
讃仰してやまなかった王朝随一の女流歌人の芸術と性情を伝える歌を抄して註解に及ぶ
ISBNコード 978-4-7868-0027-6
道浦母都子 734円
7 文學の立場
「文明開化の論理の終焉について」「アジアの廃墟」はじめ昭和15年前後に書かれた文章
ISBNコード 978-4-7868-0028-3
井口時男 1,027円
8 民族と文藝
庶民の本能の裡に受け継がれてきた民族の文学的関心と感動の質を明らめようとした6篇
ISBN4-7868-0029-5
佐伯裕子 1,070円
9 近代の終焉
昭和16年末の刊で,時局に触れて自らの態度所感を陳べた時評的な文章16篇から成る
ISBN4-7868-0030-9
桶谷秀昭 1,070円
10
蒙疆

昭和13年5月から6月にかけて佐藤春夫と朝鮮,北京,満州を旅した折の見聞を誌す
ISBNコード 978-4-7868-0031-3
谷崎昭男 1,070円
11 芭蕉
著者終生の課題であった芭蕉を,隠遁詩人の系譜を思い,自らの処世を重ねつつ論じる
ISBN4-7868-0032-5
真鍋呉夫 1,070円
12 萬葉集の精神(その成立と大伴家持)
詩歌創造の契機と大伴氏の歴史に思いを致し萬葉集成立の経緯事情を明らめんとした大冊
ISBNコード 978-4-7868-0033-7
森 朝男 1,869円
13 南山踏雲録
天忠組に加わった国学者伴林光平の遺文に詳細な註を施し,草奔の士を追慕した文を付す
ISBN4-7868-0034-1
高鳥賢司 1,361円
14 鳥見のひかり、天杖記
祭政一致考,事依佐志論,神助説の三部から成る。流行の神道観に抗して古道の恢復を説く
ISBNコード 978-4-7868-0035-1
奥西 保 1,070円
15 日本に祈る
世相,言論状況に堪えつつ再び筆を執った保田が昭和25年,戦後初めて世に問うた書
ISBNコード 978-4-7868-0036-8
吉見良三 1,070円
16
現代畸人傳

独自の歴史感,人間観に即して人間とは何かを問い,戦後に再登場を果した記念碑的な書
ISBNコード 978-4-7868-0037-5
松本健一 1,296円
17 長谷寺、山ノ邊の道、京あない、奈良てびき
故里奈良に愛着しつづけ,後年京都に移り住んだ著者が,知悉する風土と故事を案内する
ISBN4-7868-0038-4
丹治恒次郎 1,361円
18 日本の美術史
自づから表われた造型に美の本態を見,創造する日本人の精神に思いを馳せた比類ない書
ISBNコード 978-4-7868-0039-9
久世光彦 1,642円
19 日本浪曼派の時代
同人誌「コギト」に拠り,「日本浪曼派」を創刊した頃の交友と,戦前の文学事情を回想する
ISBNコード 978-4-7868-0040-5
新保祐司 1,296円
20
日本の文學史

文人の祈念と志に立ち返って,日本文学の血統を明らかにし,真の古典の命を教える通史
ISBNコード 978-4-7868-0041-2
古橋信孝 1,642円
21 萬葉集名歌選釋
身に親しい地名の読みこまれた歌や,由縁愛着のある歌を鹿持雅澄の解に学びつつ味わう
ISBNコード 978-4-7868-0042-9
前川佐重郎 1,296円
22 作家論集
敬慕する春夫,朔太郎はじめ伊東静雄,三島由紀夫など同時代の文学者に触れた文章を収録
ISBNコード 978-4-7868-0043-6
高橋英夫 1,361円
23 戰後隨想集
同人誌への寄稿や一般紙誌の需めに応じた文章など,保田の戦後を窺わせるエッセイ収録
ISBN4-7868-0044-9
ヴルピッタ・ロマノ 1,070円
24 木丹木母集
歌を命とし,歌に思いを秘めてきた保田が公刊した唯一の歌集は歌とは何かを問いかける
ISBNコード 978-4-7868-0045-0
岡野弘彦 734円
25 やぽん・まるち
昭和7年,東大在学中の保田は大阪高校の同級生と語らって同人誌『コギト』を創刊し,本格的な執筆活動を開始した。20歳代の前半に批評と併行して同誌で試みられた独自の「小説」十篇を収め,保田文学の揺籃期をさぐる。
ISBN4-7868-0046-5
佐々木幹郎

1,361円
26 日本語録/日本女性語録
心にかかる史上の人物50名を選んで,彼らの遺した短い言葉の深意と拡がりを読み取るという方法で,日 本の歴史に見え隠れする精神の在り様を明らめようとした。『日本語録』 は昭和17年の刊で版を重ねた。後はその女性版。
ISBN4-7868-0047-3
大竹史也 1,361円
27 校註 祝詞
昭和19年4月,私家版として書き下しで上梓された。戦時下にあって真の古学顕揚のために,吉田神学の亜流たる神道思想を一排せんとして執筆された本書は,『鳥見のひかり』 と併せて保田の神道観を知るための稀覯の書である。
ISBNコード 978-4-7868-0048-1
高藤冬武
1,113円

28 絶對平和論/ 明治維新とアジアの革命
敗戦後,左翼の平和議論が猖獗を極める中で,近代の崩壊を再確認した保田は,「東洋」の恢復を措いて平和 はありえないと思い定めた。後著もその延長線上にある作品で,ともに保田のアジア論、アジア文明論といっていい。
ISBNコード 978-4-7868-0049-8
荒川洋治
1,361円
29 祖國正論Ⅰ
戦後,国の混乱と人心の荒廃を眼のあたりにした保田は、昭和25年1月から同29年まで,主宰誌「祖國」に時局時事から文化文明に及ぶ関心を託して,時として激しい文章を無署名で書き継いだ。戦後を生き る文人としての覚悟を揚言した二千数百枚に及ぶ同文章から,とくに今日の日本人に読んでもらいたい千数百枚を選んで2冊に収録する。
ISBN4-7868-0050-3(Ⅰ)
ISBN4-7868-0051-1(Ⅱ)
坪内祐三
1,459円
30 祖國正論Ⅱ 佐伯彰一
1,459円
31 近畿御巡幸記
昭和26年秋,京都,滋賀,奈良,三重への御巡幸に際し,それぞれの地元で発行された新聞の関連記事を丹念に集めて紹介するという手法を用いて,行路となった土地土地の奉迎感動の様を謹記した貴重な報告の書。
ISBN4-7868-0052-X
神谷忠孝
1,469円
32 述史新論
保田の死後に発見され,『日本史新論』の題で昭和59年に公刊された本書は,原稿に「述史新論」と誌されていた。昭和36年の作で,60年安保が契機となって起筆されたものと思われ,日本の理想と使命を説き明かそうとしている。
ISBN4-7868-0053-8
富岡幸一郎
1,361円
 

江藤淳著作集 全六巻 講談社

 投稿者:管理人 iPad 161181  投稿日:2019年 2月28日(木)15時40分35秒
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  第1巻 1967.7.28

漱石論
夏目漱石(全)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
漱石像をめぐって‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 123
明治の一知識人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 134
夏目漱石小伝‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 155
現代と漱石と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 177
「道草」と「明暗」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 181
漱石生誕百年記念講演‥‥‥‥‥‥‥‥ 197
鴎外と漱石‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 215
漱石の「旧さ」と「新しさ」‥‥‥‥‥ 230
夏目漱石年譜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 248
*解説(中村光夫)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 255


第2巻 1967.10.28

作家論集
作家論
永井荷風論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9
武田泰淳論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 52
石原慎太郎論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 72
平野謙論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 96
吉行淳之介試論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 104
三島由紀夫の家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 116
大江健三郎の問題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 128
新しい作家たち‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 138
中野重治の小説と文体‥‥‥‥‥‥‥‥ 155
芥川龍之介‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 168
菊池寛‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 176
正宗白鳥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 188
吉川幸次郎‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 199
中村光夫‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 202
大岡昇平‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 207
永井龍男‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 210
遠藤周作・小島信夫‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 212
批評と文体
現代小説断想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 219
政治と純粋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 239
寓話と道徳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 256
批評と文体‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 268
批評について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 271
評伝の愉しみ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 278
青春の荒廃について‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 282
作家の「生活」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 293
近代日本文学の底流‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 301
*解説 江藤氏と一つの作品(遠藤周作)‥‥ 312


第3巻 1967.9.28

小林秀雄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
第1部 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・ 5
第2部 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 137
参考書目‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 261
小林秀雄著訳書目録高嶋英雄〔編〕‥‥ 265
*解説(秋山駿)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 280


第4巻 1967.11.28

西洋について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
アメリカと私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
アメリカ通信‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 102
ヨーロッパと東方‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 150
ザルツブルクにて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 163
バイロイトのワグナー祭‥‥‥‥‥‥‥ 168
オランジュリー美術館‥‥‥‥‥‥‥‥ 180
芝居小屋の愉しみ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 185
パリで観たイオネスコ‥‥‥‥‥‥‥‥ 201
ゲインスボロウの肖像画‥‥‥‥‥‥‥ 207
ロンドン・漱石・ターナー‥‥‥‥‥‥ 212
ニュージーランド紀行‥‥‥‥‥‥‥‥ 216
マンスフィールド覚書‥‥‥‥‥‥‥‥ 235
十八世紀英国小説の問題‥‥‥‥‥‥‥ 259
「アレクサンドリア四重奏」をめぐって‥‥ 279
*解説 「アメリカ」の現実と「私」の虚構(山崎正和)‥‥ 293


第5巻 1967.8.28

作家は行動する(全)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
日本の詩はどこにあるか‥‥‥‥‥‥‥ 150
生きている廃墟の影‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 163
奴隷の思想を排す‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 191
神話の克服‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 225
近代散文の形成と挫折‥‥‥‥‥‥‥‥ 271
武蔵野の「ダイアナ」‥‥‥‥‥‥‥‥ 294
良心とヘソクリ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 297
若い批評家の信条‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 300
*解説(花田清輝)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 304


第6巻 1967.12.25

政治・歴史・文化
政治
“戦後”知識人の破算‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
政治的季節の中の個人‥‥‥‥‥‥‥‥‥17
不愉快な感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥24
ハガティ氏を迎えた羽田デモ‥‥‥‥‥‥27
安保闘争と知識人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥34
「体験」と「責任」について‥‥‥‥‥‥40
今はむかし・革新と伝統‥‥‥‥‥‥‥‥58
スリラー時代‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65
歴史
明治の精神‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥71
明治の文学‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥74
影をなくした日本人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥78
最初の鎖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥81
幻影の「日本帝国」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥84
新しい国体‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥93
古い米国と新しい日本‥‥‥‥‥‥‥‥‥94
明治百年と戦後二十年‥‥‥‥‥‥‥‥ 105
文化
私立大学の理想像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 109
大学その神話と現実‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 122
学問の自由化‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 133
発射塔‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 139
対談
日本文学の流れのなかで(正宗白鳥)‥ 166
美について(小林秀雄)‥‥‥‥‥‥‥ 181
現代小説のヒーローを求めて(石原慎太郎)‥‥ 192
現代の文学者と社会(大江健三郎)‥‥ 205
文学と思想(吉本隆明)‥‥‥‥‥‥‥ 232
近代化と日本(E・O・ライシャワー)‥ 275
*私の文学を語る秋山駿〔きき手〕‥‥ 290
*解説(小島信夫)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 323
*年譜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 328
*江藤淳著訳書目録‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 337
 

“大きな熊の顔が太いうどんを飲み込もうとしているような道を行けば” 久保訓子 / 『徳島文學』 創刊号

 投稿者:荻野央  投稿日:2019年 1月17日(木)13時49分38秒
返信・引用 編集済
  奇妙に長いタイトルを持つこの作品は、なかなかお目にかかれない「内界の小説」とでも言うべきものである。「内向の小説」が作家の、ともすれば病的なほどの神経網に掛かって現実とその幻影が、言い換えれば不明瞭な悟性において認識されているのに対し、「内界の小説」は、外界の様相(人間を含めた)を事実としてとらまえながら同時に、作家内部に現出している固有の彩を持った「内界」に存在している事実と照らし合わせる。だから必然、特別な文体が要請されて作家は工夫する。どういうことなのか。具体的に作品の梗概を見てみよう。

主人公の「わたし」は父の介護のために三年前に山奥の実家に戻った。「わたし」の従妹・花絵ちゃんの娘の結婚式の出欠葉書を出すべく、雪の積もった道を歩いて郵便局へ向かう場面からはじまる。雪のない時は簡単に郵便局まで行けるのだが、まだ一部路面凍結の部分があるから車は止めたほうが良いと馴染みの郵便配達夫から言われ「わたし」は歩くことにした。「わたし」は歩行中に出くわした家やら廃屋、人、その他もろもろの事物に「わたし」は観察と回想をする。これがこの作品の全工程である。ところで、「わたし」の歩いているさなかに様々な観察が「内部の世界」を形成して、もういちど「わたし」がその内界観察の感想(回想を含めて)を語る時、作者は「わたし」を外部の世界へ”押し出して”書いてゆくという意外な方法を取っている。たとえば以下のような、花絵ちゃんのことを思いながら雪道を歩いているシーン。
この前まで赤ちゃんだった花絵ちゃん、高校生になった花絵ちゃん……

“…これからの時間をいっぱい与えられそうな花絵ちゃんへの嫉妬かもしれない。するともう花絵ちゃんは妊娠でもしているような気がして…”と想像する「わたし」に花絵ちゃんの赤ん坊がイメージされてゆき、「わたし」の周辺に「母乳の匂い」が漂いはじめ、赤ちゃんの薄い髪の毛におおわれた頭の温度が掌に感じる。匂いと温度の感触は、実際には「わたし」が梅林の傍を歩いているせいによるものと小説は語られる。それは空想でも妄想でもいい。しかし「わたし」の内部の事実をそのまま書いているわけでなく、作者は梅林を借りて、梅を見つめて「実際に」母乳と赤ん坊の温度を感触している、と表現する。
続いて廃屋の傍を通り抜けた時に、(かつて聞こえた)その家の嫁さんが山に向かって「くそっ、姑が憎っくいよう」と喚いていたことを回想するのだが、実際にその声が聞こえていると「わたし」は思わない。通りすぎようとしているたくさんの竹のこすれる音と認識しているのである。内部に聞こえた嫁の声が“外へ押し出されて”竹のこすれる音だと思っている。
オーストリアの詩人・劇作家であるホフマンスタールの「幻視」に似ているが、異なるのは、あくまでも作者の視界に幻は無いのである。外界の事実に内的な表現が架橋していく、こうした表現は同人誌であるとかメジャーであるとか問わず、稀なる小説技術だと驚いてしまった。
 観想的な批評が続いてしまうと掲示板が重くなるので、ぜひ閲覧者の皆様には『徳島文学』創刊号(2018.5.1)での作者の小説に目を通してほしいと思う。
【発行所】
「徳島文學協会」(事務局) 〒771-3201 徳島県名西郡神山町阿野字方子103
※なおホームページで検索すると詳細な情報が得られます。
 

戦時中の輸送船

 投稿者:永野悟(群系) 515  投稿日:2019年 1月 7日(月)17時20分15秒
返信・引用 編集済
     以下は、群系掲示板に掲出したものですが(12月25日)、この板にもふさわしいと思いますので、今一度コピペでアップしておきますね。

                            ◯

  当方宅に、いろいろな同人誌が来ています。
「群系」誌も、この12/15に刊行でしたが、他の文芸同人誌も歳末刊行のようです。

「相模文芸 」37号  12/15 相模原市
「人物研究」42号  12/10千葉県松戸市
「構想 」65号  12/17  長野県東御市
「海 」第二期 21号  1/1  太宰府市
「白雲 」47号  1/5  新春号  横浜市
「風の道」10号  12月刊   東京都
「文学街 」355号  11/1   東京都杉並区

    大抵は年2回刊行なのでしょうか、頑張っていますね。

    いくつかの作品を読ませていただいていますが、このうち、夏の群系三〇周年のパーティーにもおいでいただいた吉岡昌昭さんからは、たいへん丁寧な「群系」41号送付のお礼と感想をいただきましたが、同封の「文学街」355号掲載のご文にはひじょうな関心をもって読ませていただきました。
「暁に祈る  一徴用船員の記録」と題したエッセイは、一等航海士として、戦時中の輸送船に乗り込んだ父君の思い出を記したものですが、まだ幼児であった吉岡さんが、父に乗せてもらった輸送船のことを、しみじみ追憶していますが、そうした中でご父君が乗り換えていったそれぞれの船が米潜水艦に攻撃・撃沈されたことも綴って、この国の悲劇の歴史の一端を記録したルポにもなっています。
    父君が乗務されていた三つの輸送船は、大阪丸(3740トン)、芝園丸(1831トン)、祥保丸(1327トン)というのですが、そのかつての遺影の写真とともに、戦争末期の影の働き手のことを今更思わせてくれました。幸いご父君は、九死に一生を得て戦後まで生き延びたそうですが、あの太平洋戦争末期、特に昭和19年になって、敵は民間のそうした艦船も攻撃の対象としたそうです。大阪丸は昭和19年5月25日、芝園丸は昭和20年1月3日、祥保丸は昭和20年7月15日、それぞれ遭難、特に祥保丸は小樽から酒田までという内地の用務に就ていたのに、あろうことか米潜水艦は日本海にまで出没していて、同船は、北海道積丹沖の海で沈没したということです。

    あの太平洋戦争の最中、日本の艦船は米国の航空機・潜水艦によって、多くが大破・沈没しました。昭和17年5月のミッドウエー海戦では空母や戦艦を多く失いましたが(まよくこれだけの空母を開戦までの短い期間に造ったことも感心ですが)、これによって多くの兵が亡くなったこと、今更黙禱の気持ちですが、軍の艦船ではない民間船が攻撃されたことは、戦時とはいえ、怒りがわいてきます。どれだけの輸送船が犠牲になったか、一度調べて表に作りたいところです。
    がいま思って胸に迫るのは、戦争末期の対馬丸の悲劇です。これは沖縄の学童たちを内地に疎開させようとしたものですが、鬼畜米潜水艦の攻撃によって、その多くの子供達とともに船は海の藻屑と成りました。先日、年の暮れ胸に詰まる挨拶をされた天皇陛下は、以前にこのことを会見で披瀝されたことがありましたが、「私と同じ世代の多くの子供達が犠牲になられた」と言及されたことに、陛下の戦争に対する思いが凝縮されていたように思います。

※ 下にあるリンクは、「全国文芸同人誌評掲示板」です。「群系」も含め、上にあげた文芸誌作品の紹介をされています(この常連投稿者の根保孝栄氏の勢力はすごいですね。また読みもご文もしっかりされています)。

https://6928.teacup.com/377612377612/bbs

 

日本の良き時代とは

 投稿者:永野悟(群系) 434  投稿日:2019年 1月 4日(金)15時29分41秒
返信・引用 編集済
    「平成」もあと少しで終わる。ま当方らは人生の黄昏時なので、このことに強い感想はないが、平成生まれなど若い人は初めての時代の区切りとして感慨を持って受け止めるかな。(時代の区切りは2000年紀というのもあったけ)。
   ここで改めて、〈良き時代〉というのを考えると、それは昭和の三十年代ということになるだろうか。ま当職の少年時代だからということだけでなく、世代を越えて「あの頃は良かった」と言えるのではないか。
   まず、何もかも目新しかった。戦後からの復興も一段落、これから高度成長しようという時期(国民はそんなことは考えていなかった)、テレビも普及していくが、子供達の関心の的は、少年(少女)雑誌や、映画、さらにプラモデルなどではなかったか。当職は、毎月の販売日に母にお金をもらって、「ぼくら」や「少年」を買うのが楽しみだった。当時の月刊誌は、付録がおまけにあって、小冊子のマンガが二、三冊付いていた。本冊にあったマンガが「続きは付録で」ということなのだが、それがやけに嬉しかった。当時、「少年」には、あの「鉄腕アトム」と、「鉄人28号」が連載されていたのだった。
   テレビが普及する直前、視覚媒体として大きなものは映画だった。ゴジラやラドンも父親に連れられて観に行った覚えがある。怪獣たちが出現するときはホントに怖くて、目を手でふさいで「もう終わった、終わった?」と父に聞いていたものである。まじ、怖かったのは、ラドンの方で、主役の佐原健二が病床で悪夢を思い出すシーンだ。大きな洞窟の中にラドンが羽ばたいていて、確か卵がかえる場面だったろうか、何かリアルだった。その幼鳥が食べる餌として、青虫のデカイのが、地下坑道か何かをチューチューいいながら動くシーンもリアルだった。ゴジラの方も、ライバル・アンギラスとの闘いが見ものだった(だがアンギラスは案外よわくて、ゴジラの敵ではなかった)。でも、ともに主役を張った、佐原健二と宝田明がいまも存命で結構なことだ(ヒロイン河内桃子は早くに亡くなったが)。
    東宝とともに良かったのが東映時代劇だった。当時は中村錦之助と大川橋蔵が二大スターだったが、当方は大友柳太朗が好きだった。怪傑黒頭巾はヒーローだった。子役の松島トモ子も、ちょっと年上の少女スターだったが、成人後の彼女は運がよくなかったね。せめて、彼女の歌声が聞ける動画を紹介しておきましょう。また。

https://m.youtube.com/watch?list=PLUx5G-6Hd73WQSNMO1XJxbDLp_K4eNA7l&v=tRSxzO6z3PQ
 

永野会長、お元気そうで何よりです。

 投稿者:坂井瑞穂  投稿日:2018年12月31日(月)15時13分55秒
返信・引用
  こちらの掲示板、実は初めて書き込みしますが、ブルーシャトーの替え歌、森トンカツの歌は保育園でブームになって、園児ひとりひとりが好きな歌を歌って録音する催しで大半の子は童謡やら漫画のオープニングやら(怪獣ブースカ、どろろ、キャプテンウルトラのテーマetc)を歌う一方私は直前まで何にするか決められず、ひとり前の津村範光君がブルーシャトーを歌ったので替え歌のほうをやりました。このころはまだそれほど歌に関心がなく、小学校低学年頃にプチ家出とかするようになって一気にロックやポップスに傾倒していくようになります。
10歳違いの兄の影響も少なからずあったかも知れませんし、無意識のうちにテンプターズやスパイダース、タイガースを口ずさんでいた記憶もあります。

せっかくですから、同人誌<風>HPアドレスをいれておきます。
    http://kaze.in.coocan.jp/
 

訂正御礼

 投稿者:永野悟(群系) 304  投稿日:2018年12月30日(日)21時04分33秒
返信・引用 編集済
      あ、そうですね。ニンニクが二つ続くのはおかしいですね。
    しかし、博識な坂井さん、こういうところまでよく知っていますね。だいいち、「森とんかつ♪」の歌は、リアルタイムでは聞かなかったでしょうに(まだ乳幼児のときでは)。

    ま、しかし替え歌だとか、動物を人間になぞらえるなどは、他愛もない遊びですね。特にネコ、とかタコ、なんてものは、どこか人間くさいですね。あ、ついでに白状しますと、「群系」誌41号の「蛸のプライド」の筆者、蛸の足蔵は、ご想像かと思いますが、小生のペンネーム?、でありゃす。失礼しました。
 

訂正があります、森とんかつの歌

 投稿者:坂井瑞穂  投稿日:2018年12月29日(土)21時11分5秒
返信・引用
  静かニンニク〉〉〉〉静かニンジンが正解です。
   取急ぎまで!!!!



 

ネコのさまざま

 投稿者:永野悟(群系) 234  投稿日:2018年12月28日(金)12時49分36秒
返信・引用 編集済
     一年以上前の投稿を見ていたら、面白かったので、今一度アップしますね。(自分で面白がるか!)

                                    ◯

人気のネコ様、再登場!  投稿者:管理人 iPad 853  投稿日:2017年11月 5日(日)12時06分2秒 返信・引用 編集済
   最近、SNS界で、評判・人気のネコ様、今一度、登場願いましょう!
                                                                              ピー。フイー、やんややんや、フットライト!

正義のネコ(人のものは掠め取らない)。              ゴッっちゃんす。目の前で堂々といただく。
律儀なネコ(飼われた恩は忘れず、元主人に会えば、挨拶する)。    ちわっす。 いえーっ!
弱いものを苛めないネコ(逃げ回る小動物を他のネコから守ってやる)。   あんさん、勘弁してやっておくんない。
魚を食べないネコ(菜食主義)。    最近、小骨がひっかかるのね。ネコのくせに、俺、繊細なのね。
家庭教師ネコ(飼い主の宿題を解いてやる)。 おめえ、こんなのもわかんのんけえ、バカっか。
留守番ネコ(留守番電話の替わりに応答してくれる)。
    おかけになった電話番号は現在使われておりません。番号をお確かめになってもう一度お掛け直しください。
風邪をひくネコ(マスクかけてる)。    顔、見られたくないんでね(最近こういうマスク流行っている)。
点滴しているネコ(蒲柳の質でね)。    点滴してるって、ちょっと繊細で上品じゃない。
リポビタンDを欠かさないネコ(主人の習慣が移った)。  これ、適度に甘くて美味しい。炭酸でないのがいいにゃ
タバコを吹かすネコ(禁煙エリアなんて何のその)     これだけはやめられにゃい。
パチンコをやるネコ(やはりタマが好きだからな)     でもこれどうやって遊ぶの。
電動自転車に乗るネコ(歩くのしんどくなってノ)      じゃが足がペダルに届かん。
年末の大掃除をするネコ(一年に感謝じゃ)        感謝もないし、掃除するわけもニャーい、
義理と人情の侠客ネコ(任侠道を一人行く)。 ネコ界の高倉健。
思いやりのあるネコ(他の立場にたって、物事を考えられる)。ネコ界の安倍晋三。     冗談きつい。
パワハラのネコ(下の者には厳しくあたる)   「おい、オメエ。そんなもんでどうすんにゃい」
セクハラのネコ(美しいネコに向かって)「おい、姉ちゃん。これからおいらとどうにゃ」
年賀状を書くネコ(年頭にあたってのご挨拶)。     がネコ年がないことを知って、怒り心頭で辞めた。
iPadを使うネコ(一日中画面を見ている)        小職のことか。ネコが進歩か、こちらが退歩かー。
 

カラオケの定番ー団塊世代の。

 投稿者:永野悟(群系) 160190  投稿日:2018年12月27日(木)09時20分40秒
返信・引用 編集済
     先日、友人たちと飲み会(忘年会)をやった。小職の知らない歌を歌っていたが、そこは同世代、中半以降は青春時代に流行ったものを皆で次々に歌ったのは圧巻であった。タイガースやテンプターズ、スパイダーズなどのGS、グループサウンズですね。しかし、当時の歌は「花の首飾り」だとか「モナリザの微笑」「君だけに愛を」とか、「エメラルドの伝説」とか、「ブルーシャトー」など、ロマンを直球で歌い上げていたのですね。首飾りだとか、エメラルドとか、青いお城など、今だと赤っ恥ずかしい歌詞。ーそういう気味合いを感じてか、当時の少年たちは、これらを替え歌にしていた。「ブルーシャトー」は以下のようになっていた。

    森トンカツ  泉ニンニク  かこんにゃく  まれてんぷら  静かニンニク  眠るルンペン  ブルーブルーブルーシャトー

   まこれは全国的にも普遍的有名であるが、ネットのなかった時代、どうしてこうなったのかな。テレビでお笑いの連中が歌い出したという記憶もない(ドリフあたりが流行らせたのかな?)。

   ちなみに、小学校時代、次のような和製英語も流行った。

    ヒネルトジャー
    オストアンデル

    上は水道の蛇口の栓、下は饅頭のこと。

     他愛のない言葉遊びですね。

追伸
     暇つぶしに、考えてみました。

     フルトサース                 フルトヴェングラーではない
     コイデハシール             小出さんではない
     ノンダランメー             飲兵衛そのものではない
      フミバモニャー           ネコではない
      アッタマール               中東の国ではニャー
      オッタマゲール            ほとんど日本語
      ネタール人                   ネパールの人ではない
      ハシラー                      ネイラー?ではない
      ワメラー                      芸能人の追っかけではない
      ノーンデル                   ネアンデルタール、ではない
      ミャオー                      駅名  ヒント:なんども連呼するとわかる。
      バチ                                  同上
     フナッシー(これは実在)

      上から、傘、自転車、生ビール、満員電車、お風呂、たいへん驚く、寝ている人、走っている人、喚いている人、リポビタンD、大宮、千葉です(和製英語になっているか!)。お粗末!
 

「群系」41号刊行

 投稿者:永野悟(群系) 160190  投稿日:2018年12月26日(水)21時09分57秒
返信・引用
  12月15日発行の、「群系」41号の内容を紹介しておきますね。

群系 第41号   目  次              二〇一八年(後期号)

作品タイトル                  執筆者   ページ
中表紙                              編集部 1
目 次                             編集部 2
《特集Ⅰ》日本近代文学の逼迫―昭和戦前戦中の文学ー   扉文 5
愛国詩を書いた詩人 三好達治の場合                市原礼子 6
林芙美子 -戦いのなかで                 間島康子18
〈異端〉としての保田與重郎
        -「日本浪曼派」とイローニッシュな戦争  草原克芳 27
中野重治・終戦までの日々ー『歌のわかれ』執筆を中心にー 小林弘子 47
転向文学を考えるー村山知義「白夜」と島木健作「生活の探求」ー 須田久美 54
小林秀雄「私小説論」について                      永野 悟 59
野口富士男「石の墓」                         野寄  勉 64
田中英光という作家                             名和哲夫 68
和辻哲郎 その「転向」と不動(承前) 二、戦前・戦中にみる不動  大堀敏靖 70
【『戦争×文学』】第10回 周 金波「志願兵」             野寄 勉 83
【『戦争×文学』】第11回 永井荷風「勲章」             野寄 勉 88
焼き鳥とホロコースト―俳句と無意識                   井口時男 93
あなたへの手紙                            相馬明文 96
随想 リハーサル 最後の晩餐                     土倉ヒロ子 101
野口存彌「藤枝静男・その男性性ー『ヤゴの分際』を読む」について 名和哲夫 105
詩 アダム ADAM/ADOMAS                       坂井瑞穂 107
《特集Ⅱ》童謡百年
鈴木三重吉『赤い鳥』創刊の動機                      吉田定一 108
「童謡の会」を主宰して二十年                     土倉ヒロ子 110
童謡のセンチメント                          永野 悟 111
窓 二〇一八年の日々                           編集部 123
【音楽ノート】おなかいっぱいの音楽会                井上二葉 124
【映画ノート】小津映画の永遠性                    土倉ヒロ子 125
【存在ノート】蛸のプライド                     蛸の足蔵 126
《自由論考》
鷗外『津下四郎左衛門』の相貌 (一)ー横井小楠暗殺事件の事実経過  相川良彦127
野口雨情の手帳を読む                      東 道人 144
島崎藤村の震災後小説「食堂」
       -新潮文庫『日本文学100年の名作 第2巻』から―          野寄 勉 152
藤枝静男評伝 私小説作家の日常 (二)             名和哲夫 154
島尾敏雄「アスファルトと蜘蛛の子ら」が語ること
       ー〈人と人とが殺し合う〉場に「私」が見たものー        石井洋詩 164
村上春樹 再読(9)ー『アンダーグラウンド』『約束された場所で』 星野光徳 182
太宰治没後七十年に寄せて                       吉永麻美 194
《「群系」創刊三〇周年記念パーティーの記録             編集部 195
《創作》
葉片私小説                           澤田繁晴 196
東京に憧れた姉                          小野友貴枝 200
執筆者紹介                            編集部 218
既刊号紹介                            編集部 219
編集後記                               編集部 220

   小誌をご希望の方は、以下のメール宛先まで。
    →  uf2gmpzkmt@i.softbank.jp
 

田中健太郎氏の『団地の爺ちゃんたち』(「時刻表」第4号)

 投稿者:荻野央  投稿日:2018年12月18日(火)14時06分3秒
返信・引用 編集済
  儀式、体裁を嫌う人々がいる。たいていの人々は手順に則り、目の前の「行事」あるいは行事に転落した手続きをこなせると無意識下に思っているが、しかしいっぽう、そんな手順には喪失やら絶望やら諦観など、悲しみの感情の整理はできない、と嫌悪する人々がいることは確かなのだ。慣例に従って喪服を着、香典を包み、ときには泣きそうになるか涙を流す。そうではない。葬儀に出席しないという態度のうちに、故人を偲ぶということもある。
でも…好きな人の死に際し、故人のことが好きだった人々にとってどちらでもいいことだろう…。
詩はこのように始まっている。
「僕」の義母が亡くなるまで義父は家事をきちんとこなして、毎日妻のいる老人ホーム通いをしていた。義母が亡くなった後、運転をあきらめ歩行が困難になって別の老人ホームに入所となったが、一人暮らしだった義父のもとに団地の爺ちゃんたちが訪れて酒を飲んだりカラオケをしたりした仲間が月一回のペースで訪れていた、と詩は続く。そして義父は死んだ。とり行われた葬儀に「僕」はそんなものは血の通わない形骸的なものでしかない、と「鈍い怒り」を覚えるのだが、でも…

“そこに/慌ただしく駆け込んできた団地の爺ちゃんたちは/まったくみすぼらしい普段着のまま/我先に棺に駆け寄った
「ようがんばったなあ」「もう痛くなくなったなあ」「まっすぐお母ちゃんの所へ行くんやで」
翌日の葬儀は豪雨となったが/負けずに泣いてくれたのは/団地の爺ちゃんたちだった/骨揚げが終わると空は晴れ上がっていた”

巧みな最後の、胸の熱くなる場面である。ここでは(つねに冷静でなくてはいけない)批評の域を超え出ている熱いものがある。それはどこか人間の本質の熱い一面を示しているようにも思う。作者は語らないが「僕」の最初に抱いた「鈍い怒り」はこの熱さで溶けているであろう。カタドオリノギシキと「僕」が感じても、異なる人生を歩んできた仲間の爺ちゃんたちはカタドオリであってもそうでなくても同じ行動を取ったに違いない。「みすぼらしい普段着」で駆け付けたことがその証左である。つまり苦労した義父と団地の爺ちゃんたちは、生きていても死んでいても、がっしりと繋がっているのだ。抱擁か連帯か、ここには確かな繋がりが詩になっており、苦労した義父はそのつながりの中で、けっして寂寥ではない暖かい静けさのうちに死を迎えているように感じられた。田中氏は、この詩でそのことを丁寧に素朴な美しさとして語っている。胸の熱くなる詩に出会えるのは、そうそうないことだ。
 

間島康子氏の『はれたのち』(「駅」第116号)

 投稿者:荻野央  投稿日:2018年12月14日(金)06時59分6秒
返信・引用
  前作『うれい』に続いて―私なりの言葉で言えば―「屈託」の詩であろうかと思われた。屈託は人の気分を重くする。でも一日中、そんな気分であることもない。「はれやかな」時だってあるし、大したことじゃないさ、と他人から思われることが本人にとって最大の救いの時でもあるのだ。しかし考えてみれば、他人は他人を羨んだり称賛する気ままな人格の例えであると認めても、憂鬱な存在である。他人と自分が一致するとき、あらゆる屈託は「はれる」というものだけれども、しかし気が付かなかった屈託は「はれたのち」に、再び生まれたかのように見つけられる。まったく・・・人間の性(さが)なのか。

“片隅に携えていたものが/小さな遠慮を解いて/また新たに生まれたかのように/顔を向ける
 ああ/これが/このことが/あった
 あれより重いか/まさかそんなことはあるまいが/放っておくことは/できない”

片づけては再生する屈託の悪循環。簡単に解決するものでさえ見過ごすわけにはいかない。詩人の目にはそのようにそれは厳然とたたずみ、まるで悪意のような「難問」がときには散在して見えるのだ。そしてそれは隠然たる主題として内部に展開することもあるだろう。「できない」と書かれたのは「主題」として、己自身にとり一つの段階として、作者は捉えているからだ、と思う。詩は続く。

“それにしても/見えるか/みえないかの違いだけで
一点に訪れることは/かわらないこと/かもしれない”

はっきりと内部的に確認できても外部的(他人から見て)には「どおってことじゃないか」と見えることのある屈託。そういう場合、特段に、おそらくは解きえない厄介な難問として(「一点」)において厳然として、やっぱりあるんだ、と悄然とするしかない。悄然。「はれたのち」だけれど、もう一度重い腰を上げてそれに相対せねばならぬ徒労感にまみれる自分。
生きるとことの或る一面が、ささやくようなタッチのこの作品に漂っている、と思われた。
 

「群系」41号、中旬には発送

 投稿者:永野悟(群系) 9855  投稿日:2018年12月 5日(水)19時38分27秒
返信・引用 編集済
     この板を借りて、ご報告。
   「群系」の次号、41号が今月14日(金曜日)にも、皆様に発送できることになりました。7月の40号の記念パーティーがあってから、心機一転の号です。ページ数こそ、220ページと、この数号では薄い号となりましたが、中身はバッチリです。特集は、そのⅠが、連載の《日本近代文学の逼迫》で、戦前戦中の詩人・作家・批評家・思想家を扱っています。特集のⅡ は、《童謡百年》、鈴木三重吉の「赤い鳥」発刊が、大正7年(1918年)でしたので、それの記念です。
    専門家の方を含めた新人も多く、たいへん面白い号になりました。いつも送られてくる方には、お送りの予定ですが、ご希望の方はぜひ、ご連絡ください。
   →  uf2gmpzkmt@i.softbank.jp  ナガノまで。
 

もっと文芸批評を。

 投稿者:永野悟(群系) 9345  投稿日:2018年10月31日(水)17時09分57秒
返信・引用 編集済
      最近、人から送られてきた文芸雑誌二つを味読している。一つは「民主文学」、いま一つは「てんでんこ」という標題のついた文芸同人誌である。
   「民主文学」は日本共産党系の文芸誌だが、よくこのご時世に、今に継続しているなと感心(何せ左翼と文学の二つ、今時の若者には死語に近いもの同士の取り合わせですものね)。特に今回の11月号は、《特集  明治百五十年》と題して、明治以来の作家に焦点を当てた評論特集を組んでいる。五人の文学者を取り上げているので、まずそれらを紹介してみよう。
・広津柳浪の悲惨小説を読む                                                             田中夏美
・反戦の意志が脈打つ木下尚江「火の柱」                                       久野通広
・田山花袋ー名もない人の歴史を書く「朝」と「東京の三十年」    尾形明子
・徳冨蘆花「黒潮」「謀叛論」ー自家の社会主義                             下田城玄
・「明治」を漱石はどうとらえ、表現したかー「明治百五十年」と漱石     和田逸夫

    取り上げられた作家名とサブタイトルで、いかにも「民主文学」だ。まず、広津柳浪と明治の「悲惨小説」であるし、「反戦」の木下尚江だし、「名もない人」に心を寄せた田山花袋であるし、「自家の社会主義」と名打った徳冨蘆花、そして、「明治」の夏目漱石である。
   創作中心の雑誌かと思われたこの雑誌が、これだけの批評をこのご時世に掲出していることに、大いに慶祝の意を寄せたい。
    広津柳浪など文学史の知識で知るくらいだったが、名前だけは知っていた作品の内容がわかった。「変目伝」「黒蜥蜴」、そして傑作「今戸心中」が描かれる。遊里の女が心中したのは恋仲の男ではなく、女に入れあげていた古着屋とであった。女の絶望に同情した古着屋の絶望が心中へと帰結する道行きはいわゆる悲劇の結構となっていよう。当時から、鴎外・露伴・緑雨の「三人冗語」で話題になっただけある。柳浪後期の傑作「雨」は、芝浜松町新網、すなわち、当時の東京の三大貧民窟の一つが舞台だ。ここには長雨に降られて仕事にありつけない者と、親のため身売りに行く娘が描かれているが、こうした柳浪の深刻小説が人身売買や貧民窟といった社会小説にまで届かないのは、論者の言う通り、「今戸心中」で成功を収めた作者の「人物の言語と挙動のみを書く主義」が、そこにまで筆致を及ばせなかったということもいえよう。
   ちなみに論者が上げているように、三大貧民窟は、横山源之助の『日本之下層社会』(1899年)にあるもので、それらは四谷鮫ヶ橋、下谷万年町、芝新網だった。また松原岩五郎の《最暗黒之東京』(1893年)には、その貧民窟の仔細が描写されている。
  http://www.minsyubungaku.org/minbun/
 

「群系」41号の原稿募集について

 投稿者:永野悟(群系) 9095  投稿日:2018年10月21日(日)10時50分37秒
返信・引用 編集済
    「群系」誌では、いま次号(41号)の原稿募集をしています。
   そのうち、連載4回目となる、第一特集は、今回《日本近代文学の逼塞ー昭和8~20年の文学》と題して、おもに戦中の作家・詩人の特集を組もうとしています。現在集まりつつあるものは、いまさっき群系掲示板にご報告しましたが、以下の作家・詩人などのl作品があればいいなと思います。どうぞ、どなたでもご投稿されてはいかがですか?

昭和8年
宇野浩二「枯木のある風景」
小林多喜二「転換時代」(のち「党生活者」と改題)
宇野千代「色ざんげ」
三木清「不安の思想とその超克」
広津和郎「風雨強かるべし」
堀辰雄「美しい村」
尾崎一雄「暢気眼鏡」
昭和9年
川端康成「末期の眼」
谷崎潤一郎「陰翳礼讃」
永井龍男「絵本」
萩原朔太郎「氷島」
室生犀星「あにいもうと」
武田麟太郎「銀座八丁」
中原中也「山羊の歌」
昭和10年
内田百閒「長春香」
夢野久作「ドグラマグラ」
高見順「故旧忘れ得べき」
石川達三「蒼茫」じゃなかった→「蒼氓」でした。
中野重治「村の家」
徳田秋聲「仮装人物」
和辻哲郎「風土」
伊東静雄「わがひとに与ふる哀歌」
小林秀雄「私小説論」
昭和11年
北条民雄「いのちの初夜」
石川淳「普賢」
太宰治「晩年」
中村光夫「二葉亭四迷論」
保田與重郎「戴冠詩人の御一人者」
坪田譲治「風の中の子供」
野上弥生子「黒い行列」(のち「迷路」第一編)
昭和12年
山本有三「路傍の石」
川口松太郎「愛染かつら」
石坂洋次郎「若い人」
志賀直哉「暗夜行路」(最終部分)
永井荷風「濹東綺譚」
横光利一「旅愁」
吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
火野葦平「糞尿譚」(芥川賞)
国分一太郎「教室の記録」
昭和13年
中河与一「天の夕顔」
石川達三「生きてゐる兵隊」
岸田国士「暖流」
火野葦平「麦と兵隊」
中里恒子「乗合馬車」
上田広「黄塵」
榊山潤「歴史」
昭和14年
釈迢空(折口信夫)「死者の書」
日比野士郎「呉クリーク」
太宰治「富嶽百景」
岡本かの子「河明り」
和田伝「大日向村」
三好達治「艸千里」
保田與重郎「後鳥羽院」
村野四郎「体操詩集」
昭和15年
織田作之助「夫婦善哉」
林達夫「歴史の暮方」
田中英光「オリンポスの果実」
伊藤整「得能五郎の生活と意見」
昭和16年
堀辰雄「菜穂子」
木山捷平「河骨」
舟橋聖一「悉皆屋康吉」
徳田秋声「縮図」
花田清輝「復興期の精神」
高見順「文学非力説」
三島由紀夫「花ざかりの森」
高村光太郎「智恵子抄」
坂口安吾「文学のふるさと」
三木清「人生論ノート」
保田與重郎「近代の終焉」
昭和17年
芹沢光治良「巴里に死す」
上林暁「歴史の日」
坂口安吾「日本文化私観」「真珠」
高村光太郎「大いなる日に」
小林秀雄「無常といふ事」
三好達治「捷報いたる」
丹羽文雄「報道班員の手記」「海戦」
中島敦「南島譚」「名人伝」
大木惇夫「海原にありて歌へる」
座談会・近代の超克
昭和18年
谷崎潤一郎「細雪」
島崎藤村「東方の門」
亀井勝一郎「大和古寺風物詩」
板垣直子「現代日本の戦争文学」
太宰治「右大臣実朝」
伊東静雄「春のいそぎ」
唐木順三「鴎外の精神」
この年、学徒出陣壮行会
昭和19年
神保光太郎「南方詩集」
大岡昇平訳・バルザック「スタンダール論」
富田常雄「柔」
太宰治「津軽」
竹内好「魯迅」
昭和20年
太宰治「竹青」「新釈諸国噺」
火野葦平「陸軍」
8・15以後
高村光太郎「一億の号泣」
太宰治「惜別」「パンドラの匣」「お伽草紙」
河上徹太郎「配給された自由」
宮本百合子「歌声よ、おこれ」

以上、自由にあげてみました。(^ ^)

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周辺都市の魅力

 投稿者:永野悟(群系) 9055  投稿日:2018年10月19日(金)15時33分35秒
返信・引用 編集済
     ちょっと息抜きになる話。

    東京周辺で住むにいい場所は?
・大宮駅周辺
・千葉駅周辺
・横浜駅周辺
・八王子駅周辺

   だいたい東京駅から同程度の距離。それぞれいい点をあげてみよう。
・大宮駅周辺
      新幹線で東北、上越、北陸方面にすぐ行ける。
      大宮公園・氷川神社がある。
      鉄道博物館がある。
      さいたま新都心がある。スーパーアリーナがある。
・千葉駅周辺
      成田空港がちかい。
      千葉公園、千葉神社がある。
      海が近い。
       幕張新都心がある。幕張メッセがある。
・横浜駅周辺
       新幹線で名古屋、京都、大阪へ行きやすい。
       大きな横浜港がある。
       山下公園がある。
       みなと未来21がある。
・八王子駅周辺
       中央線で信州へ行ける。

逆に、これらは裏返せば、デメリット?
・大宮駅周辺
      新幹線で東北、上越、北陸方面にすぐ行ける。ーそんなにしょっちゅう行かない。
      大宮公園・氷川神社がある。ー広いけど、駅から遠い。
      鉄道博物館がある。ー行ってみたい。
      さいたま新都心がある。ーあまり用がないので行かない。
       夏暑いし、冬寒い。
・千葉駅周辺
      成田空港がちかい。ーそんなには海外へ行かない
      千葉公園、千葉神社がある。ーもう少し広いといいな。
      海が近い。ー千葉港は近年整備されてきたが、横浜港には及ばない。
      幕張新都心ー都心からの交通が限られている。京葉線だけ。
      夏の暑さ、冬の寒さは比較的ゆるやか。
      もっと人気があって良さそうだが、千葉市がマスコミなどで取り上げられることはあまりない。
・横浜駅周辺
       新幹線で名古屋、京都、大阪へ行きやすい。ー新横浜になるが。
       大きな横浜港がある。ーすごい観光名所
       山下公園がある。ーすごい
       中華街があるー他の都市にはない。
           さすが、住みたい都市ランキングでトップだけある。
            横浜はそもそも、欠点がない、逆にそれがデメリット?
・八王子駅周辺
       中央線で信州へ行ける。ーいいけど、取り柄はこれだけ?
                新都心もないし、海もない。でも人気なのはなぜ?
 

保守主義、の語彙の確認を。

 投稿者:永野悟(群系) 9055  投稿日:2018年10月19日(金)11時31分39秒
返信・引用 編集済
      以下は、「群系掲示板」に書いたことの敷衍です。文学に関わる人には大切なことだと思うので、こちらに書き込みました。

    適菜収の本を読んでいると、保守主義の意味がより前向きな意味で捉えられていることがわかる。
   従来、保守主義というと、従前からの伝統や制度、を大事にして、いたずらな改変を阻止するという立場とされていた。対するのは進歩主義。伝統や制度の欠陥を改め、より良い方向へ改革、革新していく立場とされた。保守と革新、ともいわれ、さらに現実主義と理想主義、の対比でも言われた。
  この二つは日本の戦後政治では、保守対革新ということで長く対決されてきた。典型例をあげれば、美濃部革新都政の誕生(1967年)の時の応援政党であろう。すなわち対抗馬の秦野章元警視総監には自民党が、対して美濃部元東京教育大教授には社共が後ろ盾になった。自民vs社共、前者は財界や米国の伺いを気にする政党、後者は国民の権利、福祉を大事にする立場。ということで、当方はじめ多くの庶民は社共など革新を応援し、保守主義を毛嫌いしてきた。
   だが冷戦が終わり、社会主義国の崩壊を目にし、さらに、スターリン、毛沢東、金日成、さらにはポルポト、チャウシェスクなどの独裁、大変な粛清・殺戮を知るにつれて、社会主義・共産主義への熱も疑問に思えてきた(当方より少し後の世代は、こうした思想への接近もなく、むしろはじめから拒否の感情がある)。今日、社共の後継政党の支持がきわめてすくなく、自民党が多いのは、如上の経緯があろう。

    ここで政治的に、というより思想上、言葉の用法を改めて確認する必要があろう(このことは当方もこの数年漠然と考えてきたことだが、適菜収の本で確認できた)。すなわち保守主義の正しい意義である。これは、現実をしっかり見据え、より広い視野で考える立場のようである。この反対語、進歩主義は言い換えれば理想主義、の語で考えると、よりわかりやすい。理想主義は一見いい立場のようであるが、理想の上滑り、すなわち現実をよく見ないで想念だけが先走ったものが多い。先の共産主義の独裁とそれによる弾圧殺戮は、人類史上の惨事である(適菜はフランス革命のロビスピエールの独裁もあげる)。
   「権力は腐敗する、専制的権力は徹底的に腐敗する」というのは、ジョン・アクトン(1834-1902、英国の歴史家)の言葉だそうで、彼は早くからフランス革命を批判していたそうです(ちなみにこの革命の犠牲になったルイ16世と王妃マリーの断頭台の他に、その息子10歳の悲劇もあった)。
    理想主義の思想は人心を捉えやすいが、同時に専制を生む。これは先にあげた独裁者、今日でいえば、中国、北朝鮮、サウジアラビア、などが浮かぼう。
    理想主義の名の下に、日本の政治はおだおだしてきた。例えば小泉政権の改革は何を果たしたのか。ポピリュズムのもと、わけのわからない民営化、派遣の浸透、要するに今日の国民の疲弊を招いただけではないか。野党は相変わらず、政権の細かい揚げ足取りで、自らの代案が出せない。憲法を守れ、の理想主義看板で、実地の検証や思考をしていない。国会で恫喝的な政府批判をやって、安倍に苦笑いをされるようでは、どっちが大人でどっちが幼児か、さっと印象される(福山哲郎のあの恫喝、イキリ声は最低)。

   前にも書いたが、文学を考えていると(近代の文豪や、さらに日本古典を考えていくと)、少なくとも国会で見聞きする野党は自身と発想の根本が違うような気がする。これは、転向であろうか。(ま、前から支持していた日本共産党はそれでも筋を通してはいようが)。
   適菜収は、きちんとした思考もしていない、自称保守、左派を排除する。きちんとした思索をしてきた立派な左翼には敬意を払うとしている。
   当方も、まず語彙の問題を改めて定義し直して、国や社会、そして文学・芸術に向き合う姿勢を作りたいと思うものだ。

https://8614.teacup.com/snagano/bbs/11873

 

往年の女優ー夏川静江など

 投稿者:永野悟(群系) 8960  投稿日:2018年10月12日(金)00時17分13秒
返信・引用 編集済
     こちらの板、投稿が少ないので、一つ書き込みしますね。前に「群系掲示板」に投稿したもののリコピーです。癩病患者に生涯を捧げた小川正子、その著『小島の春』の映画(昭和15年)に、夏川静江という人が著者の女医役で出演したというので調べたので、ついでにこの投稿を確認したものです。

                                   ◯

日本の昔の女優さん  投稿者:管理人 iPad 218  投稿日:2018年 1月25日(木)01時18分38秒
  ステキな映画女優さんの紹介動画です。   寒かった今日一日の締めくくりに、全部の女優さんをあげてみます。下の動画、鮫島有美子の歌をバックに、いい時代を演出していますね。

    東山千栄子   1890-1980
    飯田蝶子       1897-1972  追加
    浦辺粂子       1902-1989  追加
    岡田嘉子       1902-1992  追加
    高橋とよ       1903-1981  追加
    笠  智衆         1904-1993  追加
    杉村春子       1906-1997
    浪花千栄子    1907-1973
    武智豊子       1908-1985   追加
    長岡輝子       1908-2010   追加
    沢村貞子       1908-1996
    田中絹代       1909-1977
    夏川静江       1909-1999
    三益愛子       1910-1982
    北林谷栄       1911-2010    追加
    入江たか子   1911-1995
    清川虹子       1912-2002
    水の江瀧子    1915-2009   追加
    三宅邦子       1916-1992
    谷よしの       1917-2006   追加
    轟夕起子       1917-1967
    望月優子       1917-1977
    山田五十鈴    1917-2012
    木暮実千代    1918-1990
    高峰三枝子    1918-1990
    水戸光子       1919-1981
    原  節子         1920-2015
    山口淑子       1920-2014
    賀原夏子       1921-1991   追加
    山根寿子       1921-1990
    桜むつ子       1921-2005  追加
    久慈あさみ   1922-1996
    千石規子       1922-2012
    月丘夢路       1922-2017
    淡島千景       1924-2012
    乙羽信子       1924-1994
    京マチ子       1924-
    越路吹雪       1924-1980
    高峰秀子       1924-2010
    津島恵子       1926-2012
    杉山とく子   1926- 2014   追加
    菅井きん       1926- 2018   追加
    山岡久乃       1926-1999
    三條美紀       1928-2015
    杉   葉子        1928-
    奈良岡朋子    1929-
    若山セツ子    1929-1985
    新珠三千代    1930-2001
    岸田今日子    1930-2006
    左   幸子        1930-2001
    香川京子       1931-
    久我美子       1931-
    島崎雪子       1931-
    八千草薫       1931-
    山本富士子    1931-
    有馬稲子       1932-
    岸    恵子       1932-
    久保菜穂子   1932-
    高千穂ひずる 1932-2016
    淡路恵子       1933-2014
    池内淳子       1933-2010
    扇   千景        1933-
    岡田茉莉子   1933-
    北原三枝      1933-
    草笛光子      1933-
    南田洋子      1933-2009
    若尾文子      1933-
    司   葉子       1934-
    青山京子      1935-
    芦川いずみ   1935-
    丘さとみ      1935-
    小山明子      1935-
    嵯峨美智子   1935- 1992
    浜木綿子      1935-
    吉行和子      1935-
    白川由美      1936-2016
    中原ひとみ   1936-
    野添ひとみ   1937-1995
   水野久美        1937-
    佐久間良子   1939-
    中村玉緒      1939-
    藤村志保      1939-
    水谷八重子   1939-
    浅丘ルリ子   1940-
    岩下志麻      1941-
    倍賞千恵子   1941-
    江波杏子      1942-
    星由里子      1943-2018   追加
    香山美子      1944-
    藤   純子      1945-
    松原智恵子  1945-
    宮本信子     1945-
    吉永小百合  1945-
    鰐淵晴子     1945-
    大原麗子     1946-2009

※  追加、とあるのは、1月27日(& 10月11日)、管理人の追加です。参考までに。
「昔の女優さん」だなんて、今も現役の人もいますよね。
   しかし、こう上げてみると、銀幕の女性に愛慕の情を持っていたのかな。
   特に1931年生まれ、すなわち昭和6年生まれの方々がいまも存命で嬉しい。野口存彌さんと同い年ですね。
https://m.youtube.com/watch?v=kVj5EYdQhQk
 

レンタル掲示板
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